XBMLで楽に財務情報を集める。

 昨年度の本決算と今年度の1Q決算について、他社の決算短信を集めてせっせとExcelデータを作っていたものの、PDFを見ながら手入力でExcelに転記する今のやり方はあまりに非効率的すぎると感じていた。何とかして財務情報を楽にExcelデータに出来ないか調べていて、いくつか手がかりが見つかった。

■ XBML
 昨年7月より財務情報をXBMLというデータ形式で公開することが義務づけられるようになった。XBMLをうまく使うことによって、財務3表などのデータがExcelで読み込めるようになり、例えば企業の販管費内訳を比較するようなことが容易にできるようになった。
 ただし、そこへ到達するまでの「XBMLをうまく使うこと」が一般人にはなかなか難しいようで、現状はXBMLデータをお客さんの使いたいように加工してあげる商売が成り立っているような段階だ(もしXBMLデータが普通のサラリーマンでも容易に扱えたら、こんな商売はとっくに廃れているだろう)。
 昨年度3月期決算の有報XBMLが6月末に公開され、多くの企業の通期財務3表がようやくXBML化された。受注・繰越高など、XBMLデータで公開されていないデータも未だ多く、データの加工方法と開示範囲にまだまだ難がある。

■ XBMLを使ったWebサービス
決算プロ
・見えるXBRL
 XBMLデータをExcel形式でダウンロードできるサイトに上記2つがある。前エントリの四半期ごとの売上高分析には決算プロのデータを使った。短信サマリーを一覧にしてくれているデータのほか、各企業のページに行けばより詳細なデータも手に入る。企業の有報データを一通り集めてくれば、あとは関数を駆使してこれまでよりは楽にデータ整理ができそうだ。

■ 今後の課題
 XBMLを利用して財務情報の整理を省力化するにあたって、次のような課題を想定している。
・いかにして楽に有報XBMLを収集するか。証券コードを入力すればさっとDLできるようになるぐらいが理想。
・行数や勘定項目名が各社バラバラの財務3表をどうやってデータ整理していくか。関数を駆使しようにもなかなか一般式が作れなさそう。
・現状XBMLで公開されていない情報は結局手入力するしかない。まあ受注高とかは建設工業新聞のデータを使えばいいけど、発行済株式数とかはたぶん手入力するしかないんじゃないかな。