高木正勝のコンサートに行ってきた。

 高木正勝を知ったきっかけは、ペンギンカフェオーケストラのトリビュート(amazon試聴。ページ中段商品の説明11曲目)。優しいピアノにかなり惚れ込んで、それで名前を覚えていたので、コンサートがあることを知った時には、衝動的に申し込んでいた。

 チケットを申し込んでからこれまでのCDを借りに行ったが、何故かエレクトロのコーナーにアルバムがあった。聴いてみると、たしかに僕が苦手な環境系エレクトロの曲が多かった。最新の『Private/Public』だけは全部ライブ音源だったので僕の期待していた通りで安心。今度のコンサートも楽器編成的にこっち系だろうと信じることにした。

Tai Rei Tei Rio
 で、コンサート。偏見に満ちた言い方だけど、美大系のオサレな人たちばかりだった。まずは映像から始まって(高木正勝は映像クリエイターでもある)、それから演奏が始まった。全ての楽器にマイクがついてたので、音にライブ感が無くなっていたのは残念だったけど、期待以上にカッコいい演奏だった。演奏メンバーがめちゃくちゃ器用で、パーカッションの人は1拍で楽器を持ち替えるし、テノールの人はあの声を出しながら鈴を鳴らすし、フルートの人はソプラノサックスに持ち替えるし、それぞれが一人で何役もこなしていた。

 演奏曲はPrivate/Publicのものが多かったけど、テノールが加わったことで更にカッコよくなっていた。何処かの国の古い民謡みたいなそういう郷愁感が漂う曲調で、映像も意味深なのでなんか奥深さを感じてしまうが、最後の方で「自分が何を表現したいのかわからなくて…」とか本人が言っていた。えーーー。この人大変なこと言っちゃったのに、終わると何故か信者が増えていて、CD売り場に行列が出来ていた。意味がわからないけどすごい。

Private/Public
Private/Public
Takagi Masakatsu(試聴はWorks-Musicから)