「ボランティア交流サミットひろしま」に参加してきた

社協とNPOセンターが主催する、「ボランティア交流サミットひろしま」というイベントに参加してきた。初めて参加したけど、日曜日に6時間半という長丁場のイベントにも関わらず、定員150名とあるが実際それぐらいの人数が集まっていたように思う。

今回は、災害ボランティアが1つのテーマで、色々な立場で関わった人、関心がある人たちが集まって意見交換や交流をしようということだった。僕も一昨年の豪雨災害の時に矢野で関わったのが初めてで関心を持ったわけだけど、確かにボランティアは災害時だけでなく、平時にも色んなボランティアの形はあるよなと、改めて思った。災害ボランティアがテーマでなかったら、かなり場違いな感じになっていたかもしれない、それはそれで色々な発見があったとは思うけど。

参加者は、60代以上の人が多い印象。学生ボランティアに関するセッションもあったので、学生も結構来ていた。僕らぐらいの年代の人も来ていたが、社協の人が多い感じだった。

午前は「多様な支援者との連携やネットワークの作り方」という分科会に参加した。僕のテーブルは東広島でペットと飼育者への支援をする方と、竹原の社協の方と一緒になった。パネラーはフリーカメラマンの方、ファシリテーション協会の方、弁護士の方。

災害ボランティアの写真を撮影して、#ボラ写として発信する試み、色々な視点があって面白い。不用意に写真を撮らないでとボラセンでは伝えたが、でもボランティア不足を発信したいとか、安易にボランティアに来るなというハードルと、誰でも出来ることがあるから手伝ってほしいということとか。

ファシリテーション協会の方はボランティア同士の連絡ネットワーク中枢について。情報を板書整理するだけでもボランティアだし、それは僕らJCとしてボラセンの運営を助けるボランティアをしたことと似ている。

弁護士の方は災害による近隣からの負担や補償などの相談を行政とタッグ組んで引き受けるとか。面白かったのは各種支援金手続きと災害ローンの組み合わせで、月々費用を抑えて再建費用を捻出する相談を受けるとか。そういうのは金融機関や保険代理店の営業チャンスでは。

テーブルでは、結局こうやって平時に集まってコミュニケーション取ってないと、災害時にいきなり誰を頼ってとか、自分の活かし方とかわからないよねという話をした。この話はたぶん午前午後どの分科会でも話題になっていて、こういう場の必要性をみんなが感じられたように思う。

午後は「若者ボランティアの本音、ぶっちゃけます」という分科会二参加した。グループには福山で青少年育成ボランティアをしている方、東広島と中区の社協の方、広大と近大の学生がいて、学生ボランティアの悩みを色々聞こう、という感じだった。東北とか台風19号被災地とか、被災地へ行くまでの金策が大変なんだという話には、思わず被災地支援には色々な形があってと講釈したくなったが、新参者なのでじっと聞いていると、学生という時期特有の問題が浮かんできた。少なくとも学生という立場では、彼らは4年間しか活動ができないので、身近な地域ボランティアは深入りしすぎても離れざるを得ないので遠慮してしまうし、それ故に単発の被災地ボランティアの方が、シンプルに色々な気持ちを解決できる。コーディネーターは学生ボランティアを便利に利用するなという方向に持っていこうとしていたようだが(僕もそういう考えだったが)、学生たちも自分たちに都合の良いボランティアを選んでいるという本音が見え隠れした。

とはいえ金策については、OBから年会費集めればいいじゃん、それで自分も社会人になったら飲み会1回我慢して毎年5000円でいいから支援してあげなよと伝えた。そもそも飲み会があるのかと思いながら恐る恐る聞いてみたが、どうも先輩が後輩におごるみたいな感覚が既に無いらしい。卒業したら終わりみたいなドライさが地域との距離感とか、大人に頼ることへの遠慮とかに現れてるんだろうなあ。まあでもそれも、頼ると便利使いされるかもしれないことへの警戒かもしれないよなあ。

とまあ、色々な感想を持ってサミットが終わった。今日は自己紹介するときには青年会議所の肩書きを使ったが、社協の人が多いこともあって、あーJCさんですねとすぐわかってもらえて、しかもとても好印象だった。クロージングで改めて周りを見回して、企業人が少ないなあと思っていたら、NPOセンターの理事長さんも同じことを言っていた。まあ働き盛りの世代が家族を残して1日このサミットに参加するのはなかなか厳しいと思うが、この会が”ボランティア業界人の集い”で終わらせないようにするには、企業人も普段からボランティアができる意識ハードルを下げないといけないんだろうなと感じた。