疑惑の判定。

 広陵が負けたのは残念だった。対戦相手が広陵じゃなかったら、もっと佐賀北の優勝を心から祝えたと思う。甲子園にもスポーツにも疎い僕だが、「広陵」或いは「甲子園」は僕にとって郷土愛の象徴である。

 何故広陵が郷土愛の象徴なのか。遡ること4年前、大学進学で上京したての頃、たまたまテレビをつけたらたまたま甲子園の試合をやってて、たまたま広陵の決勝戦で、たまたま広陵が優勝する瞬間に立ち会ったからだ。広島にいた頃は気づかなかったけれど、「同じ広島」というだけで応援したくなるものなのだ。

 お昼になって、広陵の監督が判定に抗議したってニュースを見た。そういえば今朝ハイライトを見ていた時に、「へー、あれでボールになるんだ」ってぼんやり思ったことを思い出した。ニュースを見て、「へー、あれは疑惑の判定だったんだ」って思った。

 審判がどうとか監督がどうとか言うつもりは1ミリも無く、ただ疑惑の判定という事故さえ起きなければ、試合に負けて残念というだけで済んだのになと思う。恨めしいのは審判でも監督でもなく、起きてしまった事故だけだ。