携帯の契約名義を変更するときに気をつけること

失敗した話で、悔しいのでここに顛末を記す。

うちの会社は社員さんの私用携帯を会社携帯と兼用してもらってるので、携帯代を会社で負担している。キャリアにこだわりがない人は契約ごと法人に移してキャリアも合わせてもらっている。今回ナンバーポータビリティー(MNP)で同じ番号を法人契約のキャリアに移行して、契約名義も個人から法人に変えようと思って手続きを行った。

ショップの店員さんと相談して、まずMNPでキャリアを移して機種変更をして、それから契約名義を法人に移しましょうということになったので、社員さんにMNPと機種変更の手続きをお願いした。それでいざ名義変更をしようとすると「端末代の割賦契約は引き継げません」。えー、そんな話聞いてないし。ていうか個人の与信による割賦契約より法人の割賦契約の方がよっぽど信用力高いでしょ。ショップの店員さんは、個人のエンドカスタマー向けの対応が中心なので法人のことはよくわからないんですという。法人の窓口に電話して問いただしてみたら、法人の与信審査は必要だけど、割賦契約も引き継げるとのこと。再度ショップに行って法人窓口に確認してもらって、無事に割賦契約も引き継げて、無事に名義変更ができたと思ったら、確認シートでチェックしていると「アップグレードプログラムは引き継げません」。

アップグレードプログラムとは。端末代の実質ゼロ円施策禁止を受けて大手キャリアが新たに生み出した?謎システムである。携帯の契約は従来から「2年縛り」のイメージがあったが、最近は端末代を48回に分割して支払い、実質「4年縛り」になっている。4年も同じ端末なんか使ってられるか!そこで、契約して2年経ってから機種変をすると、残りの端末代はチャラになる、つまり継続して同じキャリアでいれば端末代が実質半額になるというのがアップグレードプログラムだ。そしてそのプログラムは、名義が変わると地位譲渡することができない!

まあ、地位譲渡できないことはこんな状況にない普段の頭では理解できる。キャリアを変えたくても端末代が重荷になってキャリアを移れないときに、家族や他人に名義変更するようなことができないよう、この権利は譲渡することはできないって約款には書くよねそりゃ。でも同じキャリアで継続して使ってもらうための施策なのに、同じキャリアで継続して使うつもりで手続きしたらダメーって言われてしまったら、逆にキャリアから離れてしまうよね。

どうすれば良かったのか、最初に従前のキャリアで名義変更をしてから今のキャリアにMNPすれば、今のキャリアの中では法人でずっと手続きが進むので、こんなことにはならなかったのだ。とはいえ苛立ってもキャリアから離脱しようとすると多額の違約金が発生する。最初の店員の対応が悪かったと言っても、機種変の時点で地位譲渡できないことに同意のサインはしてしまってるし、既にクーリングオフの期間もすぎていてどうしようもない。

結局どうしたか。契約は社員さん個人のまま、引落口座を会社の口座にして、社員さんに手間をかけることはどうにか回避された。