建設業経理士を取得するメリット

昨年の春の試験で建設業経理士(以下、経理士)2級を取得した、そんな私が今感じることを書きます。

ドラマ「フリーター、家を買う」の最終回で二ノ宮くんの台詞にちょろっと出てきて思わずニヤけてしまったが、そんな資格とって何の得になるんだ、というのが僕にとって最初の印象だった。

経理士の資格を持っていると、まず会社が助かる。資格者を雇用していることによって、公共事業を受注する資格となる経営事項審査の得点がアップするのだ。そんな背景があって、資格者も会社から手当や奨励金をもらえるメリットがある。

じゃあ実際仕事の役に立つかというと、現場事務に携わる人にはおそらく実務的に役に立つと思う。資格取得後に現場事務にほんのちょっとだけ触れる機会があったけれど、毎月の施工高を計上していくまでの流れは経理士で学んだ通りだったので、ぼんやりながらも理解はできた。とはいえ、せいぜい読み書きの読みが若干できるようになったという程度で、書く方には程遠かった。例えば同じ材料を購入しても、工事のどの部分で使うかによって費目や部門勘定が変わってくるので、その辺りは実務を積み重ねないと(重ねても)およそ分からない。

一方、不動産営業に携わる現状からすると、あまり実務的なメリットは感じられない。積算や現場事務の人と若干ながら話が通じるようになるとか、財務・会計といった視点の足がかりとなるといったことはある。簿記やビジネス会計を勉強するぐらいなら専門的な経理士の勉強をした方が身近なところで役に立つとは思うが、もし財務や会計を勉強したいだけだったら、資格より仕事上の実利を得たいのであれば、違う勉強の仕方があると思う。

結論として、実務的に関係する人は取得すべきだと思うけれど、そうでない人にとっては会社からのプレッシャーや手当などメリットとのバランスで受験を考えちゃっていい資格だと思う。申込期間は異様に早いけれど、実際の勉強期間はみっちり2ヶ月、ゆるゆる4ヶ月で何とかなるので、そこまで時間をとられるわけでもないから、まあ取っておいてもいいんじゃない,という程度の資格かな。