逆梁アウトフレーム工法のメリット・デメリット

ダイヤモンドの別冊を読んでいて、えらく逆梁アウトフレームがプッシュされていたが、別の本や先輩からの話ではデメリットも聞いていたので、この工法のメリット・デメリットを整理してみる。

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逆梁アウトフレーム工法って何?

まず言葉の解説。梁、スラブの用語解説は割愛。逆梁は梁とスラブの関係が通常と逆、ということ。通常はスラブの下に梁があるんだけど、逆梁はスラブの上に梁がある。アウトフレームは柱・梁が住戸の外にある、ということ。

2つは別々の概念なんだけど、逆梁を採用するとだいたいアウトフレームになるのでひとまとまりになる。というのも、単に梁をスラブの上にしただけだとバルコニーへ出る時につまずいちゃうから、スラブの上に持ってきた梁はアウトフレーム化して、バルコニーの手摺りにしてしまうのだ。

逆梁アウトフレームのメリット

  • 住戸内のデコボコが無くなるので部屋が広くなり、家具の配置もしやすい。
  • バルコニー窓に背の高い窓を採用でき(逆梁ハイサッシュという)、開放感のあるリビングになる。
  • バルコニーを幅の広い梁、柱が囲んでいるので、隣や上下階からのプライバシーが守られる。

逆梁アウトフレームのデメリット

  • 梁、柱が風雨にさらされることになるので、特に防水のメンテナンスに気をつける。
  • 住戸が広くなる分、バルコニーは狭くなる。
  • コンクリートの手摺りが腰高までくるので、リビングで座った目線からの眺望は遮られる。
  • 通常は梁のある部分に設置するエアコンの取付位置に注意。

まとめてみると、デメリットとしてあげつらうほど悪いことは無かった。けれども、住戸の開放感とバルコニーの閉塞感のバランスがポイントとなるように思うので、棟外モデルで逆梁アウトフレームの善し悪しを判断するのは難しいかもしれない。

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