多言語を駆使したスマホゲーの話。

コロナ禍で外出することもままならないなか、新しく始めたスマホゲーにハマっている。自軍を強くして同盟に入って、同盟の仲間と作戦を話ながら天下統一を目指すというタイプのゲームだ。

このゲームには同盟内だけのチャットと全参加者による世界チャットがあって、世界チャットには色んな言語が溢れている。日本語、英語、ロシア語、中国語。後発の新しいサーバーでは韓国勢も増えている。こういうゲームってだいたい札束で殴り合いになるし、同盟で時間調整して戦争を仕掛けたりするからリアルが犯されていくし、あまりやったことなかったんだけど、楽しくなってしまっている。

ゲームの内容というよりも、このワールドワイドなコミュニケーションと、ちょうどいいスケールサイズがとても面白い。このサーバーはおそらく1000人ぐらいのプレイヤーがいるんだけど、世界チャットに顔を出すのはせいぜい50人ぐらい。その人たちが色んな言語で、弱者は餌になるべきだとか、宣戦布告もなく強奪は非人道的だとか、そんな議論をずっとしてる。この世界の王になるには、多言語で世界中の人を相手に統治をしていかねばならないのだ。チャットの橫に自動翻訳ボタンがついてるんだけど、翻訳精度がイマイチすぎてなかなか噛み合わないから、DeepLを使って読み解いている。AI翻訳アプリをこんなところで使うことになるとは思わなかった。とはいえ、世界チャットで発言するような人はいわゆる声の大きい人、相手にすると面倒な人が多いので、私はRead Only。この世界の王様もご多分に漏れず性格に難のある重課金者の日本人だけど、それでもロシア語や英語を使ってコミュニケーションしてる姿は、よくやるなあと関心する。

同盟はだいたい同じ言語の人で組成されることが多く、だいたいロシア勢、日本勢、英語勢みたいな感じで勢力もまとまっていく。自分の同盟の日本人プレイヤーはどうも同年代が多いようで、ゲームの話をしながらお互いが少しずつプライベートを明らかにしている。それなりにリテラシーのある世代なのでリアルな生活を根掘り葉掘り聞こうとしない節度がちょうどいい。それでもだんだん明らかになってくると、住んでるところもバラバラだし、仕事もメーカーとか、農家とか、デイトレとか、学生とか主婦とか。大昔に夜な夜なチャットで盛り上がっていた頃を懐かしく思い出すとともに、コロナ禍でもこうやって新しい友達作れてることが面白いとしみじみ思った。

なるほど、コロナで人と会うこともままならないなか、どうぶつの森とかでリアルな友達とネットを通じて遊んでより仲良くなるっていうのはあるんだろうな。飲み会がすっかりなくなって疎遠になったおじさん仲間たちも、夜な夜なゲームして仲良くなればいいのに、なかなかそうはならんのだな。まあ飽きるまでもうちょっと楽しみます。