毎年恒例、連休明けのお楽しみ、ユーロビジョン。今年は私好みのワールドミュージックやコミカルな歌が多くてとても面白かった。それから舞台装置がとても凝っていてあまり関心低めの曲でもつい見てしまった。あといつもよりセクシーなディーバが多かった気もするが、優勝したのは性自認ノンバイナリーのネモ＠スイス。イスラエル代表にブーイングがあったり、僕の推しだったオランダ代表が決勝失格になったりと、本戦に関係無いところで騒がしい大会だった。
オランダ代表：Joost Klein「Europapa」
事前の予習でイチオシだったのはオランダ代表のクライン。この一見ふざけた歌は何を歌ってるのかと思ったら、ヨーロッパへの参加であり亡き父への手紙だという。そういう多幸感溢れる曲だったのか。セミファイナルの演出も良かったけど、MVのサビで出てくる女子高生ダンサーの縄跳びダンスが気になっていたので、彼女たちが会場には登場しなくて残念だったし、決勝前にトラブルがあって失格になってしまったのはもっと残念だった。
フィンランド代表：Windows95man「No Rules!」
なんだこの名前から、釘付けになってしまった。フィンランドのアーティスト・ケイステリの芸名だそうで、ユーロビジョンにはたまにこういう芸人？のような人が国の代表で堂々と登場するから面白い。No Rules!という曲名とは裏腹にWindowsロゴにモザイクを入れられてしまい、全然ルールあるじゃねえかというところからもう面白いが、セミファイナルではモザイクが取れて「穿いてない」がしっかり強調されて更に面白い。曲はしっかり格好良いのに全然頭に入ってこない。
アルメニア代表：LADANIVA「Jako」
今大会一の多幸感溢れるワールドミュージック。ラダニヴァのノリノリなシャウトもカッコかわいいし、奏者たちもノリノリ、後半のやたら派手な背景も明るい中東っぽさ全開でいい。ただしララライ以外に何か歌ってたかなと何を歌ってたか全然記憶にない。雰囲気を楽しめばよい。
エストニア代表：5MIINUST x Puuluup「(nendest) narkootikumidest ei tea me (küll) midagi」
おじさんたちが謎の楽器を弾いて踊り狂う、謎の曲。おじさんのバストーンの声もかっこいいし、謎の楽器もかっこいい。だけど謎のダンスだけダサい。ダサかわいい狙いか。曲名も全然わからない。「私たちは（これらの）薬物について（本当に）何も知りません」という曲らしい。全然わからん。おじさんたちがただ楽しそう。
他にもめちゃくちゃ悪魔なアイルランド代表とか、この舞台装置どうなってるんだってイギリス代表とか、ただ曲がポップでとてもいいポーランド代表とかも好きだった。いやー、今年は特に満足した。
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