熱狂の日の全国的な広がりと収束

毎年ゴールデンウィークになると、熱狂の日(ラ・フォルネ・ジュルネ)を思い出す。今年も東京で3日間開催された、クラシックの音楽祭だ。クラシックのサーキットフェスのような感じで、色んな会場で行われる色んな演奏を聴くことができる。クラシックコンサートはチケットが高いイメージがあるが、このイベントでは1公演2000円くらいで聴くことができる。1日中色々聴いて回るほど集中力も続かないので、2、3曲気になった公演を聴いて満足できるイベントだ。

その熱狂の日イベント、2005年から東京で始まったが、2000年代後半には全国各地でも開催されるようになった。2008年から金沢、2010年から大津と新潟、2011年から鳥栖でも開催されるようになった。ちょうどオクトーバーフェスや現代アートの芸術祭が全国的に展開していったのと同じような時期だったので、このままクラシックイベントも各地に根付くようになるんじゃないか、と当時は思っていた。滋賀で開催された翌年に広島を飛び越えて佐賀で開催されたので、広島はまた波に乗り損ねたかとガックリきたものだ。

その後の動向を改めて見てみると、現在は東京だけでの開催に収束していた。Wikipediaの記事を見ると、クラシックだけでイベントをすることの難しさや、熱狂の日の名を冠して行う費用の面で、地方都市での開催はなかなか続いていかないようだ。これもまた、支えるファンの規模が桁違いである東京でしか成立しないイベントなのだろう。

 

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭 – Wikipedia