今年はブログでまとまってアウトプットすることがほとんど無い1年だった。演劇を観る度に、ChatGPTと感想戦をしていたので、当時の履歴を掘り起こしてライフログとしてまとめておく。
8月、大阪に行く用事があったので、ついでに何か演劇公演でもないかと探していたら、キャラメルボックスの40周年記念公演をやっていたので、「さよならノーチラス号」を観に行った。昔観たことあるようなと思ってたんだけど、観てみたら全然見覚えがなかった。もしかしたらテレビで流し見したのかもしれない。
キャラメルボックスの舞台は内容も難しくなく、安心して見れる。オープニング定番の集団ダンスを観ながら、懐かしさと嬉しさがこみ上げてくる。ただ、細かなユーモアや間髪いれず積み重ねていくセリフ劇は、いかにも演劇らしく、今となっては古い演劇を見ているようにも感じた。
40周年というだけあって、観客はほとんどが僕より年上の中高年。演者はかなり入れ替わっていて若い役者さんも多く、僕自身の役者に対する思い入れはあまりなくなっていたけど、この役者の世代交代がうまくいってまた若いファンを獲得できたらいいなとは思う。
そんなキャラメルボックスについて語られているポッドキャストがあり、これを聞いてるとなるほどなあと思った。割と短い尺でトントンっと進んでいくのも、学生が演じるのにとてもいいバランスなんだよなあ、とは思っていたが、学生のファンを作っていくのを狙っていたというのは面白い。つまり現代の推し活やファンミみたいな文化をいちはやく演劇界で取り入れていたということだったのだ。

