部活について。

 部活について。というか、僕とヴィオラについて。

 3年生になる時に、散々部活を辞めるとわめき散らしたけれど、僕にとってヴィオラは、やはりあの段階で終わっていた。ヴィオラの優先順位も第1位ではなくなった。練習時間も極端に減った。技術に関して言えば、少ない練習時間でも何かしら発見があるもので、3年生になってからも上達したと言えることはあるが、しかし駄目になったところもある。何にせよ、『学生時代のヴィオラに打ち込む僕』は2年生で終了した。

 僕にとっての『節目』から1年半が経ち、ずるずると今でもヴィオラを弾いてるけれど、今の僕とヴィオラの関係も、嫌いではない。技術の低下は誰の目にも明らかだし、後輩からは今の音にはかつての面影が感じられないとか言われるけれど、それでも少なくとも自分自身は音楽を楽しめているから、これはこれでいいのかなと思う。
 結局ソロ曲を満足に弾くこともできなかったし、ヴィブラートも、ポジションも、ボーイングも、何もかも中途半端なままだけど、それはそれで仕方ないじゃない。だって、今の僕には優先度の高いものがあるんだから。

 僕とヴィオラの距離感に、自分で納得していても、それに責任が伴ってくると話は別。もう最近の部活は組織とか崩壊していて完全に個の時代なもんだから、惰性で楽器続けて適当に練習して演奏会に出たって誰も何にも怒らない。だから自分で怒るしかない。自分のポジションに、自分で責任が持てるか持てないか。それだけ。ずるずる惰性でトップなんかやって、更に練習時間は減ってすっかり技術も落ちたのに、もうごまかしごまかし今までどおりにやってくのも限界だ。

 そういう訳で、あとは自分の中のバランスの問題で、最後の演奏会はメイン1曲のみにしようとしたのだが、これって理由になってるかしら。