北海道の冬の味覚が、ダイビング界のアイドルと言われるアイツだった件。

料理

コロナなんで色々お取り寄せして料理してみたりしてるんですが。産直アプリのポケマルで北海道の冬の味覚「ごっこ」というのを買ってみたんですよ、なんだこの魚と思いながら。

 

で、買ってみたものの、この魚どうやって食べるんだろうと思って捌き方の動画とかを見てたら、お腹の吸盤を切り落とすと書いてあって、んん、お腹に吸盤といい、この顔立ちといい、もしかしてと思って調べてみたら、この魚、ダンゴウオ科なんですよ。

 

 

ダンゴウオといえば、春先に島根にこれ目当てでダイビングに行く奴で、コンブにくっついてる米粒みたいなダンゴウオの頭に白い輪っかの模様があって、これが天使の輪といわれていてカワイイーとかいって写真に撮ろうとすると小さすぎて全然ピントが合わないというなかなか難易度の高い魚です。え、あのピントの合わないぐらい小さかったダンゴウオの仲間にこんなデカいやつがいたのか…。

 

ということで、家に届いたごっこを、レシピに従って「ごっこ汁」にしてみました。これが届いた状態のごっこ。このいかにもぬめっとした魚ですという顔立ち。熱湯に沈めて表面の滑りを固めて取ってしまいます。

ぬめりを取り除いた後。結構しっかり熱湯風呂に入れてやる必要がありました。身もゴムみたいに固まって捌きやすくなりました。

で、こいつのお腹を切って内臓を取り出して、身はぶつ切りにすると、こんな風に食材っぽくなりました。

で、これを適当な野菜と一緒にお鍋にするとごっこ汁の完成。骨は柔らかいから強引に食べることもできないことはないけど、あんこう鍋と同じ要領でコラーゲン部分だけ食べたらぺぺっと残しました。肝は絹ごし豆腐みたい。臭みも無いけど味があるわけでもない。なるほど、ブルブル感を味わう魚でした。いやこれ、ダイビングのダンゴウオしか知らない人からしたら衝撃ですよ、それだけで食べた甲斐がありました。

 

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