今更ですが2月某日、僕は門司港に行っていました。

門司駅に降り立って、僕は拍子抜け気味。確かに海は近いし赤煉瓦の建物もあってレトロといえばそうだけど、ここが観光の中心ってことはないだろう。門司と門司港が別物であることに気づいた僕は、しかし門司港がまさかあんなに遠くにあるとは知らないまま、門司港に向かって歩き始めました。


この辺りはかつて宿場町だったようです。かといってこの絵地図案内以外は普通の住宅街といった感じ。ただ、お寺の門前通りだけやたら舗装が綺麗になっていて、この辺りの力関係について色々と想像を巡らしてしまいます。


関門橋を模した凝った電飾。そこここで見つける赤煉瓦の建物は観光目的で残してるわけではなく、今も普通に職場として使われていました。


だんだん工場が増えてきます。赤煉瓦の工場とか、超巨大タンクに興奮しながら写真を撮りまくったけれど、大型車の交通量も多いので、あまり歩いて楽しいところではありません。


この辺りで並走している線路の存在に気づき始めたけれど、今度は駅が見つからないので、とりあえず線路が見えるように一本内陸の道を進んでみることにしました。そしたらどんどん線路から離れていって、さっきの工場群を見下ろせるくらい高いところへ来てしまいました。方向は間違っていないみたいなので、仕方なくそのまま歩いて門司港を目指すことにしました。

格好良すぎる超巨大廃墟。

門司駅から歩くこと2時間弱、ようやく門司港駅に着きました。門司から電車が出てたのね・・・。


海の方から門司港駅を望んだところ。この右手にあるビルが某先生に邪魔物扱いされてたビルに違いない。法律か条例の変更で不適格の烙印を押されているはずだけど、このビルに入ってるお店は元気そうで、そうそう無くなる気配は見えません。地ビールは飲まなかったけど、この収納しやすそうな顔出しパネルは、いい。


ちょうど跳ね橋が上がる時間だったので見物に行ったら、たくさんの観光客が僕と同じように写真を撮っていました。ところでこの跳ね橋は「恋人の聖地」県第一号だそうです。桂由美さんの名を冠しているのがまた何とも・・・。

展望台の上からこれまで歩んできた道のりを振り返ります。たぶんあの山の向こうから歩いてきてます。

門司港には僕くらいの学生の観光客も結構多くいて、そんな我々世代のハートをがっちりキャッチしたマスコットがここにはいました。
「愛と正義の使者、バナナマン」。今見返して気づいたけど、さっきの地ビール顔出しパネルも彼と同じポーズをとってるな、バナナマンにあやかってるのかしら。


よく見るとそこかしこでバナナグッズが売られています。なんでバナナなんだろうと思ったら、門司港はバナナの叩き売り発祥地だからだそうです。それだけでここまでフィーチャーするのはなかなかいい度胸してる思います。


もうひとつ、門司港が誇るB級グルメ。焼きカレー。中高年はフグを食べて、学生は焼きカレーを食べて帰るんですね、わかります。帰りはもちろん、電車で帰りました。
旅の軌跡をGoogleMapsを使ってまとめてみました。少々重いので興味のある方だけ、この後のリンクを開いてみてください。
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コメント
しっっっっっっっっっっっぶいね
いェー