2月某日、今度は境港に行きました。私も世渡り上手なねずみ男。
境港へは米子駅から境線に乗り換えて行くのですが、境線のホームからもうゲゲゲの一味がお出迎え。やってくる電車どころか、各駅それぞれにまで、妖怪の名前がついています。
境港に着いたのは夕方だったので、泊まるところを紹介してもらったところ、案内されたのはバブってた頃に建てたような雰囲気漂うホテル。1階には様々な売店があったものの、シーズンオフのためか全て休業中。他に客がいるのか心配になりましたが、いくつか明かりのついている部屋があったので一安心。夕食もでないので、港の方にあるという温泉に浸かって回転寿司に寄って帰ることにしました。
たまにしか車が通らないような暗い道を、延々と30分くらい歩いてようやく温泉に到着。これまた未来的なタワーのふもとにあるのですが、ここは地元の人で溢れていました。帰りに寄った回転寿司も、回転寿司とは思えないくらいネタが良くて大満足。
一夜明けて、1時間に1本しか走らない電車を逃してしまったので、歩いて境港に向かいました。ここの街路樹はとても丁寧に剪定されてるなと思いながら、まだ雪が残る道を進んでいたものの、そういえば境港からホテルまでタクシーで20分くらいかかったことを思い出し、諦めてタクシーを呼びました。
さて境港駅前の水木しげるロード、120種類以上のブロンズ像がこの通りに並んでいますが、像にはそれぞれQRコードがついていて、読み取ることで解説を読むことができます。超ハイテク。
それにしても本当に街中ゲゲゲ一色で、自動販売機も水木しげるだし、車止めも当然鬼太郎、
目玉タクシーが走り回れば、街灯まで目玉親父というこだわりよう。
しかしながら、何故あえて猫娘を起用しなかったのか疑問が残るものもあれば、偽物臭漂う一反もめんは切り刻んでやる!というシュールな床屋さんもあり、どこまでも飽きない工夫がされています。
境港はブロンズ像によってうまく観光客を誘導しているようにも感じました。水木しげるロードの裏手に回るとすぐに港があったけれど、こちらは観光客もおらず閑散としていました。うっかりするとここが港町であることを忘れてしまいそうな雰囲気の中で、しっかり海鮮丼を頂いて帰りました。
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