横浜散歩。

 ジャパンガーデニングフェアが表向きの目的だったけれども、みなとみらいに着く頃にはもうJGFより国際客船ターミナルの方が気になって気になって。結局JGFはガーデンコンテストの作品だけ見て、めざせターミナル。


 赤レンガが近づいた頃、外国人に声を掛けられる。
外「Excuse me, *** *** some **** where *** cafe?」
 全然聞き取れないがかろうじてカフェを探してることだけは分かった。しかしながら私も横浜をブラブラするのは初めてなのでよくわからない。日本語での返答はもう決まってるんだ。「すみません、僕も横浜は初めてなんでよくわかんないんですけど、たぶんこの建物の中にあると思いますよ」しかしそんな流暢に英語が出てくるはずもなく、
俺「あー、えーと、I… Yokohama … for the 1st time,えーと、だからI don’t know.えーと、だけど、(手をかざして)building…の中に…」
 酷い。in the buildingじゃなくて『の中』なんて言った辺り最悪だ。言った後自分で、え、今俺inって言わずに中って言ったよね!?って自分に突っ込み入れた。でもとりあえず手をかざしたことで彼女は理解したらしく、アリガト!って言われた。その後赤レンガに着いて、赤レンガはカフェだらけだということに気づく。あの人、カフェにたどり着けただろうか…。

 ターミナルを覗いた後は山下公園はトリエンナーレに向かう。トリエンナーレって言葉の響きだけで言ってみたいと思っていたけれどモダンアートのお祭りらしい。普段美術館とか行かないけれど、かなり楽しかった。ここだけで1日過ごせる。中でもお気に入りの作品は「Million Mama」。

 広場に何というわけでもなく並んでいる電話ボックス。受話器を取ると、誰かのお母さんが子供に向けてのメッセージが流れる。傍にあったレジュメを見ると『母の声は、すべての境界を越える』。なるほど。他人の母であっても、子供を想う声には温もりを感じる。しかしこの作品の仕掛けはここからだ。そろそろ出ようと受話器を置くと、電話のベルが鳴るのだ。受話器を取るとまた違う母の声。電話ボックスから出るために再び受話器を置くと、またベルが鳴る。Mamaが呼んでいる。それでも僕らはいつか母の元を離れていかなきゃいけないんだ、そんなことを思いながら電話ボックスを出る。なるほど、この電話ボックスはつまり母の胎内であるのだ。

 歩きつかれて途中から中途半端な感じになっちゃったから、是非また行きたいと思う。中華街で元町・中華街駅を探したが、駅は元町にあった。今度は山手の方にも行ってみようかな。

横浜トリエンナーレ

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