ゼネコンの業績には季節的変動がある?

 第1四半期の決算短信を見ていると、「なお、建設事業については完成物件の引渡しが第4四半期に集中するため、業績に季節的変動があります。」というような但し書きを多く見かける。果たして季節的変動がどれほどのものなのか、主要ゼネコンの2008年度と2009年度における四半期決算を調べてみた。

 ・建設経済研究所が決算分析の対象としているもののうち、上場・3月期決算の会社を対象とした。
 ・見えづらいけれど青が大手、緑が準大手、橙が中堅。

 各期末の売上を100%として、四半期ごとに増えた売上高の割合をグラフにしてみると、たしかに売上高全体の3-5割が第4四半期に計上されていることがわかる。中堅では例外もみられるものの、概ね規模に関わらず同様の傾向があった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました