新入社員研修の準備で改めて会社の規則を整理していて、休日と休暇の違いは割とちゃんと伝えておくべきだなと思った。
言葉の定義からいくと、休日は「労働義務がない日」つまりもともと働かなくていい日。特に会社は労働者に対して週に1度は休日を与えることが義務づけられている(法定休日)。一方で休暇は「労働義務が免除される日」つまり働かなくてもいいよという日。この違いがどんな風に影響するか。
たとえば自分の会社は土日は休日、祝祭日は休暇だ。土日に出勤すると休日手当が支払われたり振休が与えられたりするが、祝祭日に出勤してもそのようなことはない。同じ休みだと思って休暇出勤を安請け合いすると損した気分になる。
一方で求人情報に載せる年間休日は約120日(求人票には具体的に日数を書いてます)としているが、これは会社側が休日と休暇を混同している。当社の年間休日は52週×2日=104日が正しい。約120日と表記しているのは、会社が休日と休暇を本当に混同しているのか、意図的に休暇を混ぜて休日数を水増ししているのか、そもそも求人情報に年間休日を掲載するときに休暇日数を含めてもいいことになっているのかは、ちょっとよくわからない。
会社も社員も休暇は社員に対するボーナスみたいなもの、ということを互いに意識しておくべきだ。会社が意識していればもっと休暇という仕組みを効果的に使えるだろうし、社員にきちんと意識させていれば、先ほどの例みたいに、せっかく休暇というボーナスを与えているにも関わらず社員を損した気分にさせるようなことが無くてすむ。社員は休暇日に働いても何のいいことも無いことをよく心得ておくべきだ。心得ておくというか、たぶんそれ会社にいいように利用されてるよ。
休日と休暇の違いを心得て、よりよいサラリーマンライフをお過ごしください。
コメント