月見の名所へお月見に行く。その1

b244f0e5.jpg MOONに大幅に時間を食われた僕の夏休み。そもそもこの1週間は何処かに旅に出る予定だったのだ。旅行したところについて収穫祭までにパネルを一枚仕上げねばならず、そのためにどうしても旅行しなくちゃ行けなかったため、旅行は嫌いじゃないけど半分義務なもんだからちょっと行く気を失くしていたのだが…。遡って昨日の晩のこと。

『明後日は中秋の名月です』

というニュースを聞き、それだ!と思った。そうだ、月を見に行こう。月見と言えば、田毎の月。ちょうど授業でやったじゃないか。ということで、今回の旅先は姨捨に決定。それにしてもこの夏は妻籠、志賀高原、姨捨と長野尽くしだな。


まずは朝早く起きて大学へ学割を取りに行くが、受付機が閉まってた。まあ土曜日だし。で、新宿へ行って新幹線のキップを買おうとしたら次の新幹線はもういっぱいで、昼まで足止めを食らう。その間にスケッチの本を買ってみたり、カメラの三脚を買ってみたりする。

屋代に着いて、まずは観光案内で宿の確保。味気ないビジネスホテルを紹介されるが、そこが一番安いから仕方ない。途中まで今日は月を見ながら野宿も考えたが結局断念する。その理由は後述。で、観光案内のおばちゃんに「姨捨にはバスで行くのがいいよ」って言われたのを無視して歩いて姨捨まで行こうとしたら、これがもうすんげー大変。でもおばちゃんが3,40分って言ったから歩いたのに、実際は姨捨駅まで1時間半はかかったぞ。嘘つき!途中腹ペコだったので回転寿司に寄ったら月曜で閉店するという不幸な寿司屋だった。見事にお客がいなくて寿司も回ってなくてげっそりしたが、僕が入った後何故かお客さんが急増してスタッフの人がテンパってた。僕の隣には貝大好きおじさんが座って、貝ばかり美味しそうに8皿くらい食べて帰ってた。僕が支払いを済ませる頃には爆増していたお客さんも幻のように消えていた。

途中でバテてくじけそうになった。ていうか、単純に水分補給したいのに、自販機が何処にも無い。民家はあってもお店はあんましない。米は刈り取るほどあるというのに!(収穫期だからネ)。で、泣きそうになりながら更に登ったらバテたところからわずか5分のところに姨捨観光会館があった。なんだもうすぐだったんじゃん。寿司を食ってから1時間も経ってないけど観光会館で更科そばを食べる。

観光会館の自販機でちゃんと水分を確保し、姨捨駅まで登る。で、ここは見晴らしが良かったので、ここの待合室で月が出るのを待つことにする。にしても、一応姨捨では観月祭ってお祭してるハズなのに、祭的賑わいがまるで無いなあ。まあ月見のお祭だから静かな方がいいけど。それにしてもあまりに普通過ぎて拍子抜け。まだ17時だというのにもうやることなくなっちゃったよ。とか思いながらウトウトしている間に18時を回って、気がついたら月が出てた。月が出るの早い。

さて、ひとしきり月の写真や夜景を撮ったらやることがなくなった。まだ19時だ。物思いにふけってもいいけどまだ19時だ。こんな時間帯から物思いにふけって野宿してたら朝までに悟り開けちゃうよ。あ、女王の教室今日が最終回だっけ。やっぱりビジネスホテルに泊まることにしよう。そんな理由で下山した。

で、ちゃんとホテルで色々考え事しました。田毎の月が成立する条件について。自分の進路について。それから…。

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