タクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」
ネットで見つけてピンときて買ってみた。34歳にして日本交通の社長になった著者が、現場を知るために1ヶ月間タクシー運転手になってみたという体験記。本当に体験記で、オススメの裏道が書いてあったりもする(読み飛ばした)。
普通は現場の経験を活かして経営をしていくんだと思うけど、この人の場合まず経営者だったので、これまで経営者としてやってきたことが現場ではどう効果しているかって目線になっていて面白い。MBAを出て外資に勤めて、会社にあった1900億もの負債を片付けるといういかにも成功者らしい経歴を持っているけれどそういったところにはあまり触れておらず、ビジネス書だと思って買ったら拍子抜け、でも軽く読めて日本交通のタクシーに乗りたくなる一冊だった。
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