今再び想う箱根ターンパイク。

来月から開発事業部門への配属が決まった。一応これが本配属となるが、人事は若手の配属を短いスパンでローテーションさせていくと宣言しているため、1年は動かないかなと思うけどそうのんびり仕事もできないのかなと思う。

正直どんな仕事をすることになるかあまり想像がついていない。目先の問題は名古屋周辺の地理を覚えることと車の運転に慣れることだ。けれどいざ開発部門への配属が決まり、そういえばこの会社に入る時の面接で、景観を不動産開発に織り交ぜて資産価値を高めるようなことをしたいとか喋ったことを思い出した。

学生時代も「景観錬金術」とか言って、恩師と景観でガッツリ稼ごうなんて話をしていたけれども、それはどうにかして自分のライフワークにしていきたい野望であることは確かだ。どうしてこんなことを考えるようになったんだろうと思いを馳せてみると、そのきっかけは箱根ターンパイク(現TOYO TIRESターンパイク、以下単にターンパイク)だった。

ターンパイクはもともと東急保有の民間道路だったが、赤字路線だったためマッコーリーという外資系の投資銀行に売却した。マッコーリーはその赤字道路を景観による付加価値で再生させて、あっという間に黒字化させてしまったというまさに景観錬金術の成功例だ。

こうして振り返ってみると運命的というか、感慨深く思うのだけど、このブログを初めて一番最初の記事にしたのがこのターンパイクの話だった。あれから5年経って、こんなことできたら面白そうだなあと思ってたことが本当にできそうな部門にやっと辿り着いたんだなあと思うと、このチャンスで何か一山当ててやりたいという気もしてくる。まあ実際にはこれまで部門が取り組んできた仕事があり、まだ2年目の若造に何ができるんだということもあるんだけど。
・「ランドケープアーキテクトの社会貢献を考える -昔・今・未来-」 : ヒビコラ。

せっかくだから、ターンパイクの事業について書かれている記事を収集してみた。
箱根ターンパイク人口減少時代のインフラ事業経営 (pdf)
・マッコーリーのインフラビジネスについて (pdf)
都市再生とファイナンス
・日本の有料道路制度と運営
インフラファンドと外資規制 – M&Aの世界へようこそ!
・asahi.com: 日本を漁る外資の貪欲 箱根の有料道路、チンチン電車… – AERA発マネー – ビジネス
売買される日本の社会資本|日経BP社 ケンプラッツ
「事業の証券化」と動産・債権譲渡特例法 (pdf)

5年前に話を聞いたときはランドスケープの講演会だったこともあって、景観が話題の中心だったけど、ターンパイクはもともと走り屋には有名な道路だったこととか、観光道路化も収益化の一因ではあるけど十分な交通量の見込があったからこそ収益化に成功したんだなとか、当時は知らなかったことが出てくる出てくる。またターンパイクの事業化に取り組んだ中心的な方であろう橋本さん(1番目の記事を書いた人)は、昨年にはインフラビジネスのマネジメントに取り組む会社を立ち上げられている。こういう取り組みは是非成功してほしいなあ。

紹介した記事の後半はだんだんマネタイズとかの話題が中心になってきていて、正直流し読みしかしてないけど、勉強しておいた方がよさそうなことなので、追々じっくり読んでいこうと思う。

TOYO TIRES ターンパイク