前回記事の直後、自分がコロナ陽性になってしまい、自宅待機とホテル療養しながらコロナの感染拡大状況のデータを追っていたが、広島の感染者はあっという間に増えてしまった。
広島市の中で毎日情報開示していた担当者さんも追いつかなくなったのか、感染者一人ひとりの退院日を追跡して公表することをやめてしまい、日々の感染者数を公表資料から追うことが難しくなってしまった。
最近は新規感染者数が徐々に減り始めていたが、この状況はいつになったら収束するのだろうか。京都大学の西浦教授が実行再生産数を使って今後の感染者数を予測しており、広島市も連休前に実行再生算数を使って、また増加傾向にあるからみんなで感染抑制しようというアナウンスを出していた。
実行再生産数の計算の仕方はよくわからないが、直近1週間と先週1週間の増加(減少)率が概ね似たような数字になる。そこで、今週と先週の新規陽性者数の比較倍率を使って、今の状況がいつになったら収束するのか、簡易にシミュレーションしてみた。
感染防止集中対策は一定の効果があったようで、年末年始は減少傾向にあったが、年末年始に接触機会が増えたのか、連休前にまた感染者が増え始めてしまった。先週との比較倍率でいうと、年末年始頃は0.8倍ぐらいまで下がっていたが、連休前は1.0倍ぐらいに戻っていた。
オレンジの点線は、この倍率が0.9倍で減り続けた場合、青の点線は0.8倍の場合の2月末までの予測だ。県全体でみると、1月中にはステージ3相当の10万人あたり15人を下回りそうだが、市内だけに限ってみると、楽観的な0.8倍予測でも2月上旬まではステージ3相当を脱却できそうにない。これはまだまだ、いつから平常度を上げていこうかなどと言える段階には遠そうだ。
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